ペーパーゼロ４｜切断機、埋込機、研磨機ハルツォク・ジャパン

ペーパーゼロ４の特長

作業者に優しい

ペーパーゼロ４は、硬質の球状に整えられており一般的な埋込用樹脂に比べ、粉塵の発生が圧倒的に少なくなっています。手についても粉が付着することは余りありません。埋込機周辺が樹脂の粉末で汚れてしまうといった悩みも解消出来ます。また、樹脂特有の臭いも殆どなく気になりません。その為、作業時の換気や高価な集塵設備は必要ありません。ペーパーゼロ４は作業者から危険因子を取除き、ストレスフリーな作業環境を提供します。

環境に優しい

ペーパーゼロ４は、植物由来の紙が主成分で有害物質を含んでいないので、紙製品扱いとなり燃えるごみとして廃棄が出来ます。また、リサイクルや回収の義務も発生しません。ペーパーゼロ４は一般的なプラスチックに比べ製造、廃棄処理時に発生する温室効果ガス排出量を約30％削減することが出来ます。埋込時、廃棄処理時に発生するホルムアルデヒド、ダイオキシンなどの有毒ガスもありません。ペーパーゼロ４に置き換えるだけで、従来消費していた樹脂主原料である石油資源の消費量を抑え、CO2等の温室効果ガス、有毒ガスを削減出来るので環境を守るお手伝いになります。

破砕性

ペーパーゼロ４を使用しても、試料が埋め込まれた状態だと結局は産業廃棄物として処理するしかありません。その為、試料を取出し分別する必要があります。ペーパーゼロ４はここにこだわりました。

硬化後のペーパーゼロ４は、局所的に強い圧力を加えヒビが入ると、そこから連続的に崩れるように樹脂が取れていきます。この特徴により、樹脂が弾けて飛んだりせずにボロボロと崩れてくれるので安全に試料を取出せます。バイスに挟んでで締め付けると簡単に試料を取出せます。

マイナスドライバなどを使いハンマーで叩いて取り出すことも出来ます。

埋込試料のような複合材料は燃焼処理か埋め立て処理されるものが殆どです。燃焼される場合は、燃焼効率が悪い為多くの熱エネルギーを要し、多くの温室効果ガスを排出させます。しかし、試料を取出し分別廃棄が出来れば、樹脂は燃焼効率の良い燃えるゴミに、試料はマテリアルリサイクルが可能となります。

ペーパーゼロ４は試料作製の現場から産廃を無くし、廃プラスチック"０"を実現させます。

ペーパーゼロ４の用途

非鉄金属、一般鋼材に

ペーパーゼロ４は他の埋込樹脂に比べると硬度が低いです。その為、硬度の低い非鉄金属、一般鋼材等が向いていると思われます。特殊鋼等の硬い材料を埋め込んだ場合は、ダレが大きくなる恐れがあります。無料サンプルをご用意しておりますので、一度使用してご確認して頂くことをお勧めしております。

個別荷重での研磨

破砕性がある為、ネジで直接固定する全体荷重のホルダーでは樹脂が崩れて固定が出来ません。試料全体をクランプするタイプのホルダーは固定可能ですが、ペーパーゼロ４の研磨では個別荷重での研磨をお勧めしています。

作業性、職場環境の向上に

フェノール、アクリルを使用していて、作業性が悪い、換気の良くない作業現場であるといった場合の解決策の1つとしてペーパーゼロ４をご検討下さい。また、かさ増し用の樹脂としても使用出来ます。エポキシのかさ増しにフェノールをお使いされている方も多いと思いますが、代わりにペーパーゼロ４をエポキシのかさ増しとして使用することも出来ます。エポキシとの密着性も良好です。