SERVOCUT-602

サーボカット602は、サーボカットシリーズの最上位機種であり次世代型の大型精密切断機です。その特長は、最新鋭の機能と強力な切断力です。

他のサーボカットシリーズとは構造が異なり、最新鋭の機能を詰め込んだ新しい精密切断機です。サーボカット602 だけが持つ特別な機能を紹介すると、「切断砥石のスライド機構」「ロータリーテーブル」「プログラム式給油システム」「周速固定機能」「マルチターゲット切断」など。これらの機能により、これまで出来なかった自由度の高い切断が可能になりました。

大型切断機の中でも、Φ600mmの切断砥石を装着出来る装置は数少ないです。サーボカット602 はΦ600mmの切断砥石を装着し、その切断能力を最大限引き出す15kWのパワフルな切断モーターを搭載しています。強力な切断力を誇りますが、その切断面は繊細で、サーボカット502と同様に切断した試料をそのまま埋込、研磨工程に移行出来るほど奇麗な切断面です。

サーボカット602は、これまでに無かった価値 と 圧倒的な切断力でオペレーターの負担もカットします。

SERVOCUT-602のベネフィット

• オペレータの工数削減

作業工数の削減で最も効果のある方法は自動化です。サーボカット602は切断作業を自働化することでオペレータの時間を生み出し現場の生産性を向上させることが出来ます。さらに、サーボカット602 は試料のセッティング時間も削減します。切断砥石の位置が固定されていると、試料を砥石に合わせなければならないので、微調整の手間と時間がどうしても掛かってしまいます。しかし、切断砥石が横移動するサーボカット602 なら、試料のセッティングはザックリで大丈夫。後は、ジョイスティックで砥石を移動させるだけです。

• 複数試料も1回の切断で可能

マルチターゲット切断機能を使用することで、異なった複数の試料の切断が可能になります。例えば、テーブルの右、左、中央に試料を３個セットし、これをスタートボタン１回押すだけで異なる試料３個すべての切断が完了することが出来ます。

• 十字切断を実現

ロータリテーブルを使用することで、試料の十字切断が可能になります。まず、１回切断を行います。次にテーブルが90度回転し２回目の切断を行います。この十字切断の動作は全て自動で行われ、人の手が入ることはありません。さらに、ロータリーテーブルは360度回転することが出来、任意の角度で停止します。円形の試料をケーキカットすることも出来ます。

• 安全な職場環境の提供

サーボカット602は、安全を考慮し落下の危険が無いスライド扉を採用しています。切断中は扉が開かない強固な安全ロックが装備されています。砥石破壊テスト、試料片の被弾テストを行いカバーに穴が開く等の重大な破損が無いことを確認しています。

各軸を動かす際は、挟み込み防止の為に左手でロック解除ボタンを押してないと操作出来ないようになっています。クーラントのミストが気になる、臭いを抑えたい、換気の悪い環境にある場合はミストセパレータを付けることで作業環境を改善出来ます。

• 安心の故障対応

大型切断機の場合、代替装置がないという現場が多いです。その為、故障時の対応が特に気になるところです。ハルツォク・ジャパン（メタログラフィ事業部）で販売の装置には２年保証が付いています。大型切断機でこの保証期間というのは他にない特権です。故障が考えられる部品については、在庫としてストックしてあり即日対応も可能な体制を整えています。ハルツォク・ジャパンはアフターサービスの会社です。ご安心して装置をお使いください。